「1ハマ2クマ3カクレ」体にある白い線で見分けよう
スキューバダイビングでインストラクターさんから、「1ハマ2クマ3カクレ」と教えてもらったことがあります。クマノミをダイビングで見たときに、どの種類か迷ったときは、体にある白い線の数を数えましょう。ハマクマノミだったら1本、クマノミだったら2本、カクレクマノミだったら3本となります。どのクマノミなのか、どんなふうに覚えたらいいか分からないよ~って思ったらまずは代表的な3種!「1ハマ2クマ3カクレ」と、覚えてみましょう。
クマノミの仲間はカラフルでキレイな種類が多く、体の大きさも小さめで、さらにはひらひらとした独特な泳ぎ方がとてもかわいらしく、世界中で愛されています。泳ぎ方がまるで、おどけたピエロのような動きであることから、英名で「クラウン(ピエロ)フィッシュ」と付けられています。和名の「クマノミ」は、ヒレの黒い縁取りやオレンジと白の縞模様が、歌舞伎の化粧である「隈取り(くまどり)」と似ていることからきていると言われています。他にもクマノミを「隈の魚」と書くことからクマノミがイソギンチャクに隠れる習性を表しているとも言われます。「隈」には奥まったところの意味があり、「ミ」は古語で魚を意味しています。
クマノミはスズメダイ科の仲間に属していて、世界中のサンゴ礁や岩礁で暮らしています。体は卵型で平たく、小さな口でプランクトンや小動物、藻類を食べています。
クマノミは世界中に約28種類ほどいて、日本ではそのうちの6種類を見ることができます。世界中のクマノミは日本のクマノミと色や模様が違うものなど様々ですがどこの国でも愛されている海の人気者です。